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加賀茶

Kaga-Cha tea

長保屋外観

「お茶どころ加賀」を語る上で欠かせない存在

加賀茶の歴史は長い。龍助町にある「長保屋茶舗」の初代・長谷部理右衛門(りえもん)は、加賀藩内で初めてお茶の生産に成功した人として有名です。

 

寛永16(1639)年、加賀前田家三代利常公が小松城に隠居し、小松に様々な産業を興そうとしていた折、利常公は茶の湯の文化に合わせて茶の生産に着目しました。そこで、山城の国 (京都府)や近江(滋賀県)から茶の種を取り寄せて、長谷部理右衛門に栽培を命じます。

 

篤志家として名の高かった理右衛門は、金平(現金平町)や瀬領(現瀬領町)での栽培に着手し、数年苦心の末、北陸で初めて茶の生産に成功しました。これが「加賀茶」の始まりであり、以降、小松は茶葉の一大生産地として、加賀藩の茶文化を支えたとされています。

 

残念ながら、現在の小松では茶葉の栽培は行われていませんが、利常公が与えた二つの茶銘は代々長保屋に伝えられ、今も高級煎茶を「金の薫」、上級煎茶を「谷の音」として、長保屋茶舗(現在は12代目)において販売されています。

 

<店舗>

① 長保屋茶舗 0761-22-1079 小松市龍助町81-1

 

加賀茶に関する記事は、こまつもんvol.10 6ページ参照

加賀茶の茶葉
長保屋店内
長保屋外観
加賀茶の茶葉

加賀茶

「お茶どころ加賀」を語る上で欠かせない存在。 加賀茶の歴史は長い。 龍助町にある「長保屋茶舗」の初代・長谷部理右衛門(りえもん)は、加賀藩内で初めてお茶の生産に成功した人として有名。 現在は12代目がその歴史と文化を守っています。

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