小松うどん
Komatsu Udon Noodle
松尾芭蕉も愛した江戸時代からの名物
観光や商用で小松を訪れる人、都会から里帰りする人の多くは「小松のうどんはうまい!」といいます。
小松うどんの歴史は江戸時代にまで遡ります。元禄二(1689)年『奥の細道』の旅の途中、小松の俳人・塵生(じんせい)が届けた乾うどんに「実に珍敷(めずらしき)乾うどん」をありがとうと俳聖・松尾芭蕉が書いた返書が残されているそう。
小松うどんの特徴は、細めで程よいコシがある麺と、霊峰白山の伏流水を用い、魚の節や昆布を使ったあっさり味の出汁。細麺で舌触りが良く、コシがあってつるっとした食感と自家製だしの相性が抜群です。
平成22(2010)年に小松うどんのブランド化を担当する「小松うどんつるつる創研」が誕生。平成30(2018)年1月現在で70店舗が加盟しています。その「小松うどんつるつる創研」が「小松うどん定義8か条」を定め、現在は70店舗を超える店が小松うどんを提供しています。また、小松うどんがより一層地元に根付く食文化となるよう「小松うどん出前講座」や「うどん手作り体験」も行っています。
300年以上の歴史と伝統を守りながらも、あえて無理に縛らない八か条の定義に従った各店のユニークな味わいをお楽しみください。
<小松うどん定義八か条>
一、小松市内で製造された麺であるべし
一、手打ち・手打ち風のものであるべし
一、加水量は、小麦粉重量に対して35%w.w以上52%w.w未満を基準とすべし
一、食塩水濃度10%を基準とするべし
一、白山水系の水で仕込むべし
一、出汁は、うるめ、むろあじ、さば節等を主に用い、昆布をふんだんに使いひくべし
一、具材は”じのもん”を出来る限り使うべし
一、こまつの発展を願い、茹で上げるべし
「小松うどん」は地域団体商標(特許庁)に登録され、これからも皆さんに愛されるうどんを目指しています。乾麺はお土産品としても人気で、道の駅や小松空港などでお買い求めいただけます。
小松うどんに関する記事は、こまつもんvol.7 8ページ参照
<お問い合わせ>
NPO法人 小松うどんつるつる創研
事務局(小松市農林水産課)
小松市小馬出町91番地
【電話】0761-24-8078