人財

農村資源活用協議会

Connecting local resources potential to Satoyama and Okuyama to the future

小松里山の地域資源の有効活用
西俣ふるさと農園 野菜づくり(旧西尾村)

小松市の面積の約7割を占める里山、奥山地域には石文化や食文化など様々な伝統的資源が存在しています。

 

また、こまつの豊かな自然環境で育つ特色ある農産物や果物には地域を発信する潜在的な力を秘めています。
それら農山村の潜在的資源に再びスポットを当て、地域資源の活用を通して地域の雇用の創出と所得の向上を目指すために立ち上げたのが「農村資源活用協議会」です。

本協議会は、豊かな自然環境の中にある特色ある地域資源を生かし、山村地域生産者の所得向上と地域活性化を図るため、平成30年度より農林水産省の山村活性化支援交付金を活用し地域活性化の取り組みをスタートさせました。

小松市西俣町では、西俣キャンプ場のすぐ近くで、耕作放棄地を開墾し、無農薬で野菜づくりを始めました。

栽培の過程で一切消毒や農薬を使用せず、有機栽培の基準で野菜づくりをしています。

試験栽培中で虫との戦いの日々ですが、わずかながら収穫できた野菜は、西俣キャンプ場で販売しています。

 

カラフル冬野菜
不揃いながら収穫した夏野菜(R1)
大学生との交流(地域のお祭りでの野菜販売)
水田に映る冬の山(打木町)

伝統の復活 
打木みょうこう干し柿 (旧大杉谷村)

小松市打木町には、その昔(平安~室町)、妙光寺(みょうこうじ)の僧が村人のために柿の栽培と加工の方法を伝授したという歴史があります。村人たちはその恩に感謝しその柿を「みょうこう柿」と呼ぶようになりました。大杉谷地区及び近隣では「みょうこう柿」として知られ、その原木が打木町に存在していました。
これまでは、地元では打木みょうこう柿をうまし柿にしたり、干し柿にしたりして、おやつや茶の子(茶請)として大変重宝されていましたが、昔は各家庭の囲炉裏の上に吊るし乾燥させて干し柿にしていましたが、昭和33年頃から時代の流れ、住環境の変化から囲炉裏が姿を消し、乾燥工程が難しくなり、家庭での干し柿づくりも少しずつ減少していきました。

 

そこで、なんとか地域に昔から伝わる伝統の「打木みょうこう干し柿」を復活させようと住民有志が立ち上がりました。平成30年度より農林水産省の山村活性化支援交付金を活用し、干し柿の研究と加工試験に取り組み始めました。湿度が高い北陸の気候が最大の敵であり、乾燥工程が一番の研究課題となっています。交付金事業2年目の令和元年度は、乾燥技術の向上研究をはじめロゴマーク作成を実施しで打木みょうこう干し柿」のブランド化に取り組んできました。道の駅こまつ木場潟で開催した試食プロモーションイベントは大盛況でした。これから、道の駅など地元を中心に販売し、将来的に県外への販路拡大を狙います。また、大学生との交流イベントも企画するなど、みょうこう柿ファンを増やしていきます。

ロゴマーク
大学生との交流(柿ワークショップ)
柿の選果と皮むき
干し柿の検品作業
さるなし

幻のパワーフルーツ
赤瀬さるなし(旧大杉谷村) 

「さるなし」とは別称ベビーキウイと呼ばれるキウイフルーツに似た、2センチ~3センチの小さな果物です。
さるなしは以前から小松の山間地に自生していましたが、あまり知られていませんでした。この珍しく、栄養ビタミンを豊富に含んだ果物を中山間地の活性化に繋げるため、7年前の2013年に赤瀬町有志で組合を立ち上げ、さるなしの栽培と販売に取り組みはじめました。2019年現在は会員13名で品質向上に向けた剪定・摘果などの栽培管理や草刈り、収穫・選別作業を行っています。

 

★赤瀬さるなしの特徴★
栽培品種は、自生・ハニージェイド・オオミ・ファントムの4種。
肥料は牛糞や鶏糞を使用し、農薬や化学肥料は一切使用していません。
また、味は濃厚な甘みと皮の酸味がほどよくマッチし、美味です。
ビタミンCはレモンの7倍!!
β-カロテンはキウイの12倍!!
その他ビタミンE、カリウム、食物繊維が豊富!!(H30栄養成分分析値)

 

北陸でも市場に出回るさるなしは非常に少なく、ビタミン豊富で希少!!

 

まさに小松里山の「幻のパワーフルーツ」です!!

 

 

 

【予約・販売・問い合わせ】
さるなし生産者代表TEL 090-7088-5247

ロゴマーク
赤瀬さるなし(生)
断面はまさにキウイフルーツ!!

小さな町の住民が連携し、特色ある地域資源を活かして地域活性化に取り組んでいます。

 

<お問合わせ>
農村資源活用協議会事務局
農林水産課
小松市小馬出町91番地
【電話】 0761-24-8078

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