先進活動

循環型バイオマスシステム

Recycling-oriented Biomass System

木の有効活用で目指す持続可能な開発社会

「木を活かし 未来へ届ける ふるさとの森」をテーマに小松市で開催された第66回全国植樹祭。これまで緑の大切さをうたったテーマが多い中で、初めて「木の活用」が盛り込まれ、木の大切さはもとより「木の活用」が大事であることを踏まえ、市としても森林の有効利用に本格的に着手しました。

 

林業活性化の全国モデルを目指して、循環型バイオマスシステムの確立に市をあげて尽力しています。具体的には、森林に放置されている間伐(かんばつ)材をかが森林組合でチップ化し、燃料に代わる木質バイオマス燃料に利用すること、そしてCO2削減による地球温暖化防止のほかにも、間伐材の適切管理が進むことで、森林が持つ治山治水などの多面的な機能メリットや新たな雇用の創出にもつながると考えています。

 

また、石川県を発祥の地とする建設機械の世界的なメーカーであるコマツが小松市の粟津工場で、小松市や「かが森林組合」と連携して木質バイオマスの活用に乗り出したことは全国的に注目度が高い。これまで工場内に電力や熱を供給するために重油を燃料にしたボイラーを使ってきたが、今後は木質バイオマスに切り替えていく方針です。コマツが木質バイオマスに対応できるボイラーを粟津工場に導入する一方、小松市などの森林を管理する「かが森林組合」が間伐材から木質チップを製造してコマツに供給しています。

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